「Ctrl+Z」は多くのソフトで「元に戻す(アンドゥ)」操作を行うショートカットキーとして登録されています。
Windows10のエクスプローラーでもそうなのですが、
結構前からエクスプローラーでのCtrl+Zの挙動が問題になっています。
エクスプローラーでファイルを別のフォルダへコピーした後でCtrl+Zを押すと
コピー先のファイルはゴミ箱にも入らず完全に削除されます。
これだけなら、「Ctrl+Y」の「やり直し(リドゥ)」で
コピー先のファイルは復活できますし、コピー元が消えることはないので
問題はありません。
問題なのは、
コピー先のファイルを編集した後でCtrl+Zを押した場合です。
やはりファイルは完全に削除され、Ctrl+Yで復活できるのは編集前のファイルなのです。
この挙動は、システムとしての動作としては間違ってはいません。
ただ、Ctrl+Zを押した瞬間、編集した内容がなかったことになってしまい、
取り戻す手段がありません。これはかなり怖いですよね。
では、これを防ぐ方法はあるのか。
将来的にWindows Updateで修正される可能性もありますが、
私がここで提案する方法は、これです。
「エクスプローラーを使わない」
エクスプローラーのような機能を持つソフトを「ファイラー」と呼びますが、
エクスプローラーと同等以上の機能を持つフリーソフトがいくつかあります。
その中には、Ctrl+Zなどのショートカットを再定義できる機能を持つものもあります。
この機能を使って「元に戻す」を別の動作にしてしまえばいいわけです。
例えば、私がエクスプローラーの代わりに使っているのは
Tablacus Explorer
というフリーソフトです。
このソフトはアドオンによってショートカットを定義することができます。
また、このアドオンは最初から入っているので、設定は決して難しくはありません。
このようにCtrl+Zの挙動を変えてしまえば、もう恐れることはありません。
このソフトはとても高機能で、使いこなせているとは言えないため詳細は割愛しますが、
標準のエクスプローラーにはないタブや分割など、非常に便利な機能がそろっていますので
Ctrl+Zの問題とは関係なくおススメです。