2024年2月から、Gmailのガイドラインが変更になり、SPF・DKIM・DMARCのメール認証を設定しないといよいよメールが届きにくくなるようです。
現在多くの稼働中のシステムを保守していますが、すべてのシステムでSPF・DKIM・DMARCは設定済みです。
(念のため全システムのメールのヘッダを確認しました。)
DKIMの設定が少し面倒なだけで、設定自体は難しくありません。
2024年1月の下旬になったところで、以前仕事したことがあるクライアントから連絡が来ました。
「現在、稼働しているサービスのメール認証を設定してほしい」
情報さえそろっていれば2,3時間あればできるだろうと、
依頼を受けるつもりで、システムの詳細を聞いたところ、
サーバーはVPSで、OSが「CentOS6」であることがわかりました。
VPSで構築されている場合、DKIMは自前でサービスをインストールして設定する必要があります。
通常はopenDkimというサービスを入れます。
しかし、CentOS6はすでにサポートが切れているため、
そのままではyumでインストールすることはできません。
そこで、ミラーサイトを「vault.centos.org」に変更します。
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vi /etc/yum.repos.d/CentOS-Base.repo |
何か所かある
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mirrorlist= |
の行をすべて頭に#をつけてコメントアウトします。
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#mirrorlist= |
次に、やはり何か所かある
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baseurl= |
の行のURLの「mirror.centos.org」をすべて「vault.centos.org」に変更します。
これでyumが使えるようになったので、openDkimをインストールして
無事、DKIMを設定できました。